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千賀滉大は復帰戦での今季初勝利で日米通算100勝も緊急降板 6回途中2安打2失点「左ふくらはぎの張り」

スポーツ報知 2024年7月27日 10時55分

◆米大リーグ メッツ8―4ブレーブス(26日、米ニューヨーク州ニューヨーク=シティフィールド)

 右肩痛のため開幕から負傷者リスト(IL)に入っていたメッツ・千賀滉大投手が26日(日本時間27日)、本拠でのブレーブス戦で今季初登板の先発マウンドに立ち、6回途中に左ふくらはぎを痛めて緊急降板したが、2失点で今季初勝利を挙げた。球団からは「左ふくらはぎの張り」と発表された。27日(同28日)にMRI検査を受けることになった。

 6回先頭のライリーを一飛に仕留めたが、そのボールの行方を確認しながらマウンドから降りて2歩ほど走ったところで、左のふくらはぎを押さえ、痛みに顔をゆがめてひっくり返った。ベンチからトレーナーらが駆け寄り、状態を確認。自身で歩いてベンチには戻ったが、やや足を引きずるような姿だった。

 復帰登板は好投だった。初回に速球は98マイル(約158キロ)を計測し、先頭のケレニックは代名詞の「お化けフォーク」で空振り三振に取った。2回にデュバルに一発を浴びたが、許した安打はその回の2安打のみ。5回まで毎回の9奪三振で、本拠の左中間スタンドには、昨年から千賀が三振を奪うたびに掲げられる「お化けマーク」がファンによって復活した。

 千賀のアクシデントに、場内は騒然。多くのファンは祈るように手を組んだり、口に手を当てたショックの表情を浮かべ、地元放送局がその姿を映した。千賀がベンチに下がる際には、好投をたたえて右腕のもとにチームメートが集まった。リンドアやアルバレスがハグ、アロンソが声を掛け、場内からは温かい拍手が送られた。

 千賀はNPBで87勝、昨季メッツで12勝を挙げており、この1勝で日米通算100勝となった。

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