◆パリ五輪 第2日 競泳(27日、ラデファンス・アリーナ)
競泳が初日を迎えた。女子100メートルバタフライ予選が行われ、2大会ぶりに五輪個人種目に出場した池江璃花子(横浜ゴム)が予選57秒82の全体14位で準決勝進出を決めた。
池江は今大会、白血病の闘病による休養から20年に復帰後、初めて個人種目で五輪に出場となった。前回の21年東京五輪は、リレー3種目に出場。闘病中から24年パリは勝負の舞台として目標に掲げており、決勝進出を見据えている。100バタは、初出場の16年リオ五輪では予選から日本新3連発など5位入賞を果たし、世界に最も近づいた本命種目。パリ入り後は「決勝に行きたいという気持ちだけは、リオの時と同じくらい強い」と確かな思いを明かしていた。
個人での出場は100メートルバタフライのみ。目指すは決勝と、そして16歳の時にリオの決勝でマークした56秒86を超えることだ。昨年の世界選手権(福岡)で6年ぶりに出場を果たすなど、確かな階段を上ってきた池江。準決勝は日本時間28日午前3時30分から。ファイナル進出で、世界へ復活をアピールする。