Infoseek 楽天

伝説の香港アクションスター「和製ドラゴン」倉田保昭、50年前の「帰って来たドラゴン」は「CGもワイヤもない時代の映画」

スポーツ報知 2024年7月27日 15時27分

 1970年代から香港映画のアクションスターとして活躍し、「和製ドラゴン」の愛称で親しまれた俳優の倉田保昭が27日、東京・新宿武蔵野館で映画「帰って来たドラゴン(2Kリマスター完全版)」(ウー・シーユエン監督)の公開記念舞台あいさつに倉田アクションクラブ出身の映画監督・谷垣健治氏と登壇した。

 1974年3月21日に公開された香港アクション映画「帰って来たドラゴン」は、ブルース・リャンが主演のドラゴン役。倉田は最強の悪役ブラック・ジャガー役で出演した。マスターネガの損傷により「再上映不可能」と言われていたが、現存する最良の99分完全版マスターから2K化して半世紀ぶりに奇跡の復活を果たした。

 78歳の現在も若々しい倉田は「ブルース・リーを意識して仕立てた」という白のセットアップで登壇。「50年前の映画ですが、楽しんでいただけたでしょうか。CGもワイヤもない時代の映画です。これを『今やれ』と言われてもできません」。撮影当時を振り返り「小さな島で、基本的に2人だけの撮影だから休憩もなく、一日何十カットも撮影する。アクションは振付がなく、すべてアドリブだった。たまに休みがあれば、船に乗ってマカオまで、おいしいものを食べに行きました」と語った。

この記事の関連ニュース