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「救援とは違い球数も投げるので試せる球が多かった」巨人ドラ1・西舘勇陽が公式戦初先発で3回5K無失点

スポーツ報知 2024年7月28日 5時35分

◆イースタン・リーグ DeNA7―2巨人(27日・平塚)

 巨人のドラフト1位・西舘勇陽投手(22)が27日、イースタン・DeNA戦(平塚)で公式戦初先発に臨み、3回1安打無失点、5奪三振で最速155キロをマークした。目安としていた50球を超える55球で予定イニングを投げ終え「救援とは違い球数も投げるので試せる球が多かった。結果として三振が取れたことも良かった」と振り返った。

 今季1軍では26試合全て救援で登板しているが、「毎イニング153キロくらい出ていた」と出力は安定。バッテリーを組んだ山瀬には、課題とするフォークを多く投げたいと要望し「右左(の打者に)どっちも投げられているし、前に比べたら全然良くなっている」と自信を深めた。救援時には本塁打を恐れて多投できなかったカーブも交え、緩急を生かした配球で投球を組み立てた。

 桑田2軍監督は「リリーフで力んで投げることが染みついてしまっている。先発のイメージで脱力を覚えていくとさらに良くなる」と起用の理由を説明。今後も先発としてイニングを伸ばす予定の右腕は「試せることが多く、実戦経験を積む上ですごくいいと思う。(次戦は)この暑さの中で、出力を落とさずに5回を投げ切ること」とテーマを設定した。(小島 和之)

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