◆パ・リーグ ロッテ5―3楽天(27日・楽天モバイル)
楽天は前日に続いて序盤の失点をはね返せず、連敗で貯金がなくなった。首位ソフトバンクとは14ゲーム差に。楽天が残り55試合を全勝(98勝43敗2分け)しても、ソフトバンクが楽天との残り13試合以外を全勝(98勝42敗3分け)したら勝率で上回れないため、これまで消滅と復活を2度繰り返していた自力優勝の可能性がまた消滅した。
不振で2軍に降格し、約1か月ぶりの先発登板だったコディ・ポンセ投手は、初回に先頭打者の四球と盗塁をきっかけに失点すると、4回まで毎回安打と毎回盗塁を許すピリッとしない投球。5回93球、8安打5失点でマウンドを降りた。
4回までロッテの先発・唐川に無安打だった打線は、5回に中島大輔外野手の適時二塁打でようやく反撃を開始。8回には3番手の鈴木から、9回にも益田からそれぞれ失策がらみで1点ずつを返したが及ばなかった。
試合後、今江敏晃監督は「うちのチームの悪いパターン。先発が序盤に大量失点するとなかなか厳しい」と険しい表情。期待に応えられなかったポンセの投球内容にも「(降格前と)いろいろ変化した部分を期待したけど、結果的にはあまり変化はなかったかな」と、失望した様子だった。