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【パリ五輪】まさかの“残り0秒”ゴールで失点 日本は1点差惜敗 前監督が指揮する因縁の相手 渡部「反動ですごい悔しい」 

スポーツ報知 2024年7月27日 22時47分

◆パリ五輪 2日 ▽ハンドボール1次リーグ 日本29―30クロアチア(27日・パリ南アリーナ)

 ハンドボール男子の日本代表は1次リーグ初戦でクロアチア代表に29―30で惜敗した。

 司令塔の安平光佑を中心にゴールを量産し、前半を18―13で折り返した。だが、後半はクロアチアに反撃を浴び、同19分に24―24の同点に追い付かれた。26分に逆転ゴールを許したが、28分に安平の7mスローで同点。最後は試合終了間際の相手ゴールで失点。記録上のゴール時間は試合終了と同時の「60:00」。まさかの1点差で惜敗した。今年2月まで日本の監督を務めたダグル・シグルドソン氏が率いるクロアチアとの“因縁マッチ”に敗れた。

 主将の渡部仁は、シグルドソン氏が監督を務める相手となったことに「他の国以上に燃える要素のひとつでした。勝ってここまで成長したぞという姿を見せて恩返ししたいですし、そういった部分ではこの初戦にかけていた思いが大きい分、この結果になって反動ですごい悔しいです」

 日本はシグルドソン氏が率いた昨年10月のアジア予選(カタール)で優勝。開催国枠で出場した2021年東京五輪(1勝4敗・11位)を除けば、1988年ソウル五輪以来、36年ぶりに自力での本大会出場を決めた。

 だが、シグルドソン氏が今年2月に他国の監督就任を希望し、辞意を表明。クロアチア代表に移籍した。日本協会は意思を受け入れ、4月に後任としてカルロス・オルテガ氏が就任した。

 ハンドボール男子は12チームが出場。2組に分かれて総当たりで1次リーグを戦い、各組上位4チームが準々決勝に進む。A組の日本はクロアチア戦に続き、29日にドイツ、31日にスペイン、8月2日にスロベニア、4日にスウェーデンと対戦する。

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