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男子カブ昨年王者の樽井陸が逆転に「勝てて良かったです」 大会3連覇もかけベスト8進出

スポーツ報知 2024年7月28日 7時0分

◆報知新聞社後援 全農杯全日本卓球選手権▽ホープス・カブ・バンビの部 第2日(27日・グリーンアリーナ神戸)

 ホープス(小学6年以下)、カブ(小学4年以下)、バンビ(小学2年以下)の3部門で男女決勝トーナメントが行われ、男子カブは昨年度王者の樽井陸(4年)=香川・イトウTTC=が準々決勝に進出。小学2年時にバンビでも優勝している有望株は、大会3連覇を目標に掲げた。女子ホープスはV4を狙う松島美空(みく、5年)=京都・京都カグヤライズ=が順当に8強入り。28日は準々決勝、準決勝、決勝が行われる。

 前回王者・樽井が接戦を制した。ベスト8進出をかけた決勝トーナメント3回戦。王手をかけた第4ゲームは相手に先にゲームポイントを許したものの、土壇場で粘って逆転。「負けたら今までの(努力)が崩れる。勝てて良かったです」と喜びをかみ締めた。

 大会2連覇中で、今年度も優勝候補筆頭。2歳からラケットを持ち始めた樽井が飛躍したきっかけは、3年前の全農杯にある。小学1年でバンビに初出場し、1次リーグは2勝したものの2位で敗退。伊藤和真コーチは「試合後に僕のところに来て『本気で頑張る』と。そこから本格的にやり始めました」と当時を振り返った。「次は頂点を目指す、と思って練習した」と樽井。悔しさが成長への糧となった。

 3連覇へは残り3勝。「(優勝するには)フットワークとメンタルが大事」と冷静に分析した。男子の連続優勝は2010~15年に張本智和(21)=智和企画=、14~19年に松島輝空(17)=木下グループ=が6連覇を達成している。あこがれという張本の存在を刺激に、今年も頂点まで駆け上がる。

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