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大谷翔平、2戦ぶり32号はノーノー右腕から 自己最速タイ191キロ弾 本塁打王争いで2位に2本差

スポーツ報知 2024年7月28日 8時47分

◆米大リーグ アストロズ―ドジャース(27日、米テキサス州ヒューストン=ミニッツメイドパーク)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が27日(日本時間28日)、敵地・アストロズ戦に「1番・DH」で先発出場。節目の日米通算250号から2試合ぶりの32号ソロを放ち、リーグをまたいだ2年連続本塁打王へまた一歩前進した。

 1点リードの3回先頭で迎えた第2打席。2ボール1ストライクからの4球目、92マイル(約148キロ)直球を完璧に捉えた。打球速度118・7マイル(約191キロ)は今年4月23日(同24日)の敵地・ナショナルズ戦で放った6号ソロに並び、ホームランでは自己最速タイ記録。飛距離443フィート(約135メートル)、打球角度29度の“弾丸アーチ”があっという間に右翼2階席の最上段へ。右翼手は一歩も動けず、球場は一瞬の静寂とどよめきに包まれた。

 この日のアストロズ先発は4月1日(同2日)の本拠地・ブルージェイズ戦で今季メジャー初の無安打無得点を達成したロネル・ブランコ投手(30)。今季ここまで9勝と飛躍を遂げている右腕と大谷は、エンゼルス時代の昨季3打数1安打1三振、通算4打数1安打の打率2割5分と対戦が多いわけではなかった。初回先頭の第1打席は左飛に倒れていたが、難敵を今季初対戦で打ち崩した。

 本塁打王争いでは、この日30号を放ったリーグ2位のオズナ(ブレーブス)に1本差まで迫られていたが、再び2本差とした。チーム106試合目での32本塁打はレギュラーシーズン162試合換算で48・9本塁打ペース。自己最多となる21年の46本、日本人初の本塁打王になった23年の44本を上回り、同初となる50本も見える勢いだ。

 前日26日(同27日)の試合からはフリーマンが病気の息子の看病のため、緊急離脱。今カード中の復帰の可能性はなく、ベッツも左手骨折で長期離脱しているため、残る“MVPトリオ”は大谷だけとなった。いつも以上に厳しいマークが敷かれる環境下でも、「もっともっと打てるように、継続して頑張りたいなと思います」と話す大谷には関係なかった。昨年9月に受けた右肘手術の影響で打者専念の今季。記録はどこまで伸びるのだろうか。

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