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鈴木誠也が城島健司超え 2戦ぶり15号で日本人右打者最多記録更新 米通算49本塁打

スポーツ報知 2024年7月28日 8時16分

◆米大リーグ ロイヤルズ―カブス(27日、米ミズーリ州カンザスシティー=カウフマンスタジアム)

 カブス・鈴木誠也外野手(29)が27日(日本時間28日)、敵地・ロイヤルズ戦に「3番・右翼」で先発出場。2試合ぶりの15号2ランを放ち、日本人右打者では城島健司(マリナーズ)を超えて歴代最多となるメジャー通算49本塁打とした。

 初回1死一塁で迎えた第1打席、ロイヤルズ先発で、試合前まで今季ア・リーグトップタイの12勝を挙げているルーゴの2ボール2ストライクからの82・7マイル(約133キロ)のスイーパーを捉えた。打球は中堅バックスクリーン左に飛び込む2ランとなり、先取点をもたらした。打球速度は約169キロ、打球角度22度のライナー性の一発となった。

 城島氏(現ソフトバンク会長付特別アドバイザー兼シニアコーディネーター)はメジャー4年間で48本を積み上げたが、鈴木は昨季日本人右打者では初のシーズン20本塁打を記録するなど3年目で追い越した。

 鈴木は24日(同25日)の本拠地・ブルワーズ戦で3回に一時勝ち越しとなる8試合ぶりの14号ソロ。試合後には「メジャーは右打者が多いので(日本から獲得する)需要があまりないんじゃないですかね。(米国では)右対右でシンカーが来たり、日本で見るボールとは全く違うので、球の曲がり方や打席での感じ方は違う。右と左で関係あるのかは分からないですけど。僕は外野なんで、声を出すとかはありますけど、城島さんは捕手。より難しいと思います」と話していた。

 チームがナ・リーグ中地区最下位に沈み、ホイヤー球団社長が事実上の“白旗宣言”をする中、和製大砲が意地を示した。

▽鈴木の年度別本塁打

22年 14本

23年 20本

24年 15本

▽城島の年度別本塁打

06年 18本

07年 14本

08年 7本

09年 9本

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