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張本智和、早田ひなの「はりひなペア」北朝鮮ペアに初戦で完敗…日本勢連覇が早くもついえる

スポーツ報知 2024年7月28日 0時30分

◆パリ五輪 第2日 ▽卓球混合ダブルス1回戦 リ・ジョンシク、キム・グムヨン(北朝鮮)4―1張本智和、早田ひな(日本)(27日、パリ南アリーナ)

 卓球の混合ダブルス1回戦で、日本の張本智和(21)=智和企画=、早田ひな(24)=日本生命=組が、北朝鮮のリ・ジョンシク、キム・グムヨン組に、1―4で敗れた。まさかの敗戦を喫し、21年東京五輪で金メダルを獲得した水谷隼、伊藤美誠組に続く日本の連覇の夢がはやくもついえた。

 世界ランク、シード順ともに2位の張本智、早田ペアは第1ゲームで北朝鮮ペアにいきなり6点連続で奪われ、5―11で落とした。第2ゲームも3点を選手される苦しいスタートとなったが、徐々にリズムを取り戻し、11―7で奪い返した。しかし、波に乗りきれず、第3ゲームを4―11の大差で落とした。すると、完全に流れを失い、第4ゲームを13―15で、第5ゲームを10―12で、いずれも競り負け、結局、1―4で完敗した。

 はりひなペアは、6月からの約1か月間でクロアチア、スロベニア、チュニジア、タイを転戦し、世界ツアーで4大会連続V。パリ五輪直前に急成長し、世界ランク2位に急浮上した。今大会でも第2シードとなり、過去5戦全敗の王楚欽、孫穎莎(中国)組と決勝まで当たらない権利を勝ち取った。しかし、世界ツアーに参戦せず、実力が未知数で情報不足の北朝鮮ペアは不気味な存在だった。右利きの張本智と左利きの早田のコンビネーションを研究しつくした北朝鮮ペアに圧倒され、コートを去った。

 混合ダブルスは21年東京五輪で初めて実施され、日本の水谷隼、伊藤美誠組が初の金メダルに輝いた。男女のエースの張本と早田は、ともにシングルス、団体と合わせて3種目に出場。張本智は混合ダブルスについて「一番、メダルの可能性がある」と意欲を示していたが、まさかの結末に。はりひなペアは、日本連覇が期待されていたが「五輪の魔物」に夢を食われた。

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