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【高校野球】東海大札幌高野球部の大脇英徳監督が退任「甲子園にはもっと行きたかったけど後悔はない」

スポーツ報知 2024年7月28日 5時0分

 東海大札幌高野球部の大脇英徳監督(49)が27日、同職を退くことを発表した。後任は昨年4月にコーチに就任した遠藤愛義氏(39)が務める。今夏の札幌地区代表決定戦で、夏の甲子園に初出場した札幌日大に2―9で敗れた後、決断した大脇氏は「21年監督をやらせていただいて。甲子園にはもっともっと行きたかったけど、後悔はないですね」と晴れやかに口にした。

 00年に母校の部長となり、04年に監督となった。「5年、10年っていう区切りを持ってたので。これに勝てなかったら辞めようと思っていた」と思い返す08年に春季全道を制覇。15年にはセンバツ準優勝も成し遂げたが「1年勝負と思ってやってきて。負けるたびに『この夏辞めた方がいいのかな』という繰り返しではあった」。創部60周年の今年、東海大相模のコーチとして21年センバツVを果たすなど信頼する遠藤氏の存在もあり、引き際と判断した。「相模の伝統と大四高OBの大脇がくっついて、新しい東海大札幌高としてのスタートを切りたい。それが一番の理由」と経緯を説明した。

 今後も部には関わっていくが、進学相談など広い視点で大学と高校の活動に関わる。「監督時代にはできなかった、色んなこともやっていければ」。野球への情熱は持ち続け、異なる観点から選手を見守っていく。

 ◆大脇 英徳(おおわき・ひでのり)1975年6月22日、旭川市生まれ。東海大四高(現東海大札幌)では捕手で主将として93年夏の甲子園に出場。3回戦で元巨人の高橋尚成投手を擁する修徳(東東京)に延長12回、3―4でサヨナラ負けした。東海大を経てNTT北海道、NTT東日本を経て、00年4月に母校へ。部長として01年センバツ、04年8月に就任した監督としては14年夏と15年センバツの2度、甲子園に出場。保健体育教諭。家族は妻と1男3女。

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