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【パリ五輪】体操ニッポンの新星・岡慎之助、個人総合予選で橋本を上回る暫定2位で五輪デビュー

スポーツ報知 2024年7月28日 1時41分

◆パリ五輪 第2日 ▽体操(27日、ベルシー・アリーナ)

 体操の男子予選が行われ、五輪初出場の岡慎之助(徳洲会)が6種目すべてを大きなミスなく演技。個人総合予選では、2組を終わって、2021年東京五輪同種目金メダルの橋本大輝(セントラルスポーツ)を押さえ、合計86・865点で暫定2位につけた。

 日本は今五輪最初の種目が跳馬。そのトップバッターを岡がつとめた。「スタートは緊張して、力の加減ができなかった」。着地が小さく弾んだが、ドリッグス(伸身カサマツ1回半ひねり)を無難に決め14・233点をマーク。日本に勢いをつけた。

 全6種目ともに着地で大きな過失がなく「ミスを押さえられたのがよかった」とほっとした表情を見せた。得意の平行棒では15・300点の高得点をたたき出し「いい演技ができた」。

 若手のホープとして期待されていた2022年全日本で右ひざ前十字じん帯を完全断裂。全治8か月の重傷から、今年の代表選考会で見事に復活した。橋本と並ぶエースの1人として頭角を現し、「団体は着地を止めて、やるべきことを果たしたい」と、2大会ぶりの金メダル奪回に焦点を定めた。

 予選は1チーム5人のうち、各種目最大4人が演技し、上位3人の得点を合計して争う。団体は予選上位8チーム、個人総合は予選上位24人(1カ国・地域2人まで)、種目別はいずれも予選上位8人(1カ国・地域2人まで)が決勝に進出する。予選の得点は、すべての種目で決勝に持ち越さない。

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