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【パリ五輪】八村塁は短期間で日本が目指すバスケを理解し体現した…佐々木クリスさん分析

スポーツ報知 2024年7月28日 6時0分

◆パリ五輪 第2日 ▽バスケットボール 男子1次リーグ 日本77―97ドイツ(27日、ピエール・モロワ競技場)

 1次リーグB組初戦で、世界ランク26位の日本は、23年W杯王者で同3位のドイツとの初戦で敗れた。

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 日本は世界王者に善戦した。五輪直前の強化試合と比べると、躍動感がありスピードもあって、フランス、ブラジル戦に向けて、希望の持てる収穫のあった試合となった。ファーストブレイク得点で14―4で上回り、速攻や撹乱するプレーなどで、相手の上を行こうとする日本にとっては、いい形だった。

 強化試合では、河村選手に遠慮があったのか、八村選手との呼吸が合っていなかったが、このドイツ戦では自らが起点となるプレーが格段に増え、今後にも期待が持てた。その八村選手は孤軍奮闘的なプレーは見えず、短時間の調整で日本の目指すバスケを理解し体現しようとしていた。フリースロー12本を獲得したのはその表れだ。

 試合は、3Pシュートの成功率と共に得点力が後半に落ちたのが残念だった。31日のフランス戦では中に216センチ、224センチの選手がいる。切れ込んでのシュートは難易度が上がる分、3Pの決定力がより問われる。(元プロバスケットボール選手、アナリスト・佐々木クリス)

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