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【パリ五輪】ホーバス監督、吉井裕鷹を絶賛「もっとBリーグも使って」昨季Bリーグ平均約11分も、五輪で30分以上の活躍

スポーツ報知 2024年7月28日 6時41分

◆パリ五輪 第2日 ▽バスケットボール男子1次リーグB組 日本77―97ドイツ(27日、ピエール・モロワ競技場)

 【パリ(27日)=小林玲花】48年ぶりに自力での五輪出場で、世界ランク26位の日本は、23年W杯王者で同3位のドイツとの初戦を迎え、77―97で敗れた。

 日本は第1クオーター(Q)に渡辺雄太(千葉J)の3点シュート(3P)を皮切りに、次々と外角を沈めて21―28と食らいつく。第2Qも八村塁(レイカーズ)の豪快ダンクなどで観客を大いに沸かせ、8点差と1ケタ差で折り返した。

 だが、最終第4Qに入るとじわじわ得点が離れた。ミスが増え、日本のやりたい走るバスケをドイツが展開。またサイズで劣る日本のゴール下をつき、ペイントエリアでドイツに46点も奪われた。

 その中でも、攻守に渡り活躍が光ったのが先発した吉井裕鷹(三遠)。“五輪デビュー”となった吉井は、八村塁(レイカーズ)、ジョシュ・ホーキンソン(SR渋谷)、渡辺雄太(千葉J)と並び、30分以上出場し、3点シュート2本中2本成功の10得点、6リバウンド。トム・ホーバス監督は「頑張ったね。吉井はそういう選手。『2番やって』『ポイントガードマッチアップして』って彼は何でもできる。素晴らしい。シュートもよく入った。(吉井がいると)助かってる。彼は本当に頭が良い」と称賛が止まらなかった。

 吉井は2023~24年シーズンは、BリーグのA東京に所属し、1試合平均10分30秒出場の1・5得点で、先発は2試合のみだった。今季は三遠に移籍。一方、日本代表では現在スターティングメンバーに名を連ね、数字に見えない部分でも、攻守で活躍を見せている。指揮官は「もっともっとBリーグ(のチーム)も使って欲しいな」と希望を込めた。

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