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大谷翔平、自己最多に並ぶ今季26盗塁目 8回に四球→二盗成功 特大32号ソロと“走攻”で大暴れ

スポーツ報知 2024年7月28日 10時36分

◆米大リーグ アストロズ―ドジャース(27日、米テキサス州ヒューストン=ミニッツメイドパーク)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が27日(日本時間28日)、敵地・アストロズ戦に「1番・DH」で先発出場。2点リードの8回2死の第5打席は5番手の変則右腕・スコットから四球で出塁した。フルカウントからこの日2つ目の四球を選ぶと、直後に二盗を決め、2試合連続の今季26盗塁目。エンゼルス時代の21年の自己最多に並び、30盗塁が目前に迫ってきた。

 この日のアストロズ先発は4月1日(同2日)の本拠地・ブルージェイズ戦で今季メジャー初の無安打無得点を達成したロネル・ブランコ投手(30)。今季ここまで9勝と飛躍を遂げている右腕と大谷は、エンゼルス時代の昨季3打数1安打1三振、通算4打数1安打の打率2割5分と対戦が多いわけではなかった。難敵との今季初対戦で初回先頭の第1打席は飛距離368フィート(約112・2メートル)の左飛に倒れたが、3回に衝撃の一発が飛び出した。

 1点リードの3回先頭で迎えた第2打席。ブランコの4球目、92マイル(約148キロ)直球を完璧に捉えた大谷が仁王立ちした。打球速度118・7マイル(約191キロ)は今年4月23日(同24日)の敵地・ナショナルズ戦で放った6号ソロと並んで、本塁打では自己最速タイ。飛距離443フィート(約135メートル)、打球角度29度の“超高速特大弾”があっという間に右翼2階席の最上段まで飛んでいった。右翼手は一歩も動けず、敵地は一瞬の静寂と、その後どよめきと歓声に包まれた。節目の日米通算250号から2試合ぶりの一発となる32号ソロだった。

 この日の試合前には、本塁打王争いでナ・リーグ2位のM・オズナ(ブレーブス)が敵地・メッツ戦で30号ソロ。1本差に迫られていたが、再び2本差に引き離した。大谷は5回無死一塁の第3打席は四球を選び、6回1死一、二塁の第4打席では3番手右腕・ダビンから左前適時打。3試合連続のマルチ安打をマークし、打点もリーグトップのオズナに6差とした。

 前日26日(同27日)の試合からはフリーマンが病気の息子の看病のため、緊急離脱。今カード中の復帰の可能性はなく、ベッツも左手骨折で長期離脱しているため、残る“MVPトリオ”は大谷だけとなった。普段以上に厳しいマークが敷かれる環境だが、勢いは止まりそうにない。

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