◆プロボクシング▽契約体重58キロ以下6回戦 福浜統我―マジスカ小坂(28日・滋賀ダイハツアリーナ)
「勝っても負けても引退」と宣言したマジスカ小坂=KWORLD3=と、“21世紀生まれのパンチパーマ”こと福浜統我=ディアマンテ=が対戦。ボディーを中心に攻め続けたマジスカ小坂は、5回に右ストレートが顎(あご)に入り、バランスを崩した。これが有効となったが、6回は連打で反撃し、ファンを沸かせた。判定は57―56が2人、58―55が1人の3―0でマジスカ小坂が判定勝ち。勝てばファイトマネー2倍で挑んだ引退試合に「悔いなく自分の力を使い切ろうといきました。前に出て自分のスタイルを貫き通した結果が勝利になった。最高の試合でした」と振り返った。
この試合で通算14戦で6勝(4KO)6敗2分けとなった。実況アナウンサーからは「勝ち越して終わりたくないですか?」と引退撤回を促され、マジスカ小坂は「マジすか…」と苦笑い。会場は笑いに包まれた。