◆パリ五輪第３日 ▽卓球（２８日、パリ南アリーナ）
【パリ（２８日）＝宮下京香】女子シングルス１回戦が行われ、世界ランキング５位の第３シードで初出場の早田ひな（日本生命）が、同８４位のデボラ・ビバレッリ（イタリア）との初戦に挑み４－０で快勝した。２７日の男子の張本智和と組む混合ダブルスでは、北朝鮮のペアに初戦敗退したが、シングルス戦では快調に滑り出した。
２１年東京五輪は補欠で同行し、混合複金など３つのメダルを獲得した同学年の伊藤美誠（スターツ）らをサポート。２２年から始まったパリ五輪代表選考レースでトップを走りきり、初出場を決めた。初出場ながら女子エースとして残りのシングルス、団体に挑んでいく。
シングルス２回戦は、２９日か３０日に予定されている。順当に勝ち上がれば、準決勝で同い年の世界ランク１位・孫穎莎（そん・えいさ）に挑むことになる。過去１５戦全敗の相手とは、銀メダルだった２月の世界選手権団体戦決勝で対戦し、１―３で敗れたが、この５か月で対策を敷いてきた。まずは目標とする表彰台入りを目指し、上昇気流に乗る。