◆パリ五輪 第3日 競泳(28日、ラデファンス・アリーナ)
男子400メートル個人メドレーの予選が行われ、3大会連続出場の瀬戸大也(CHARIS)が、4分10秒92の全体3位で上位8人による決勝に進出した。
レース後に「後半は少し(体が)重かったけど、しっかりと東京の悔しさをぶつけて、しっかりと決勝に駒を進められた。ホッとしている。また真ん中の方で泳げるので良かった」と振り返り、決勝へ「この舞台に立てていることに感謝して、精一杯、一生懸命泳ぎたい」と意気込んだ。
この種目は、昨年の世界選手権(福岡)を4分2秒50という圧倒的な世界記録で制した地元のレオン・マルシャンが最大のライバル。実力差は大きいものの、死力を尽くしくらいつく。
瀬戸は前回の21年東京五輪で、優勝候補ながらこの種目9位でまさかの予選落ち。今大会に向けては「(予選から)4分10秒は割ってこないと安心できない。組の2番以上ではいきたい」と油断なく臨み、一つの壁を突破した。2016年リオ五輪では、銅メダルを獲得。自身の持つ自己記録(4分6秒09)を更新し、東京の雪辱とリオ超えに挑む。