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大谷翔平、チームの苦境救えるか 「1番・DH」でアストロズ戦先発 狙うは2試合連発の33号&連敗阻止

スポーツ報知 2024年7月29日 0時39分

◆米大リーグ アストロズ―ドジャース(28日、米テキサス州ヒューストン=ミニッツメイドパーク)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が28日(日本時間29日)、敵地・アストロズ戦のスタメンに「1番・DH」で名を連ねた。今季7度目の2試合連発となる33号アーチが出れば、再び本塁打王争いで独走態勢に入りそうな気配だ。

 前日27日(同28日)の同戦では4月に今季メジャー初の無安打無得点を達成したR・ブランコ投手と今季初対戦。3回先頭で迎えた第2打席だった。92マイル(約148キロ)直球を完璧に捉えると、ボールは右翼2階席の最上段に消えた。打球速度118・7マイル(約191キロ)は今年4月23日(同24日)の敵地・ナショナルズ戦で放った6号ソロに並び、本塁打では自己最速タイ。飛距離443フィート(約135メートル)、打球角度29度。節目の日米通算250号から2試合ぶりの32号ソロは“超速特大弾”となり、本人も「感覚は今までの中でトップじゃないかなというぐらい、全部が良かったと思います」と納得の様子。1本差まで迫っていたリーグ2位のオズナ(ブレーブス)に再び2本差とした。

 6回には左前適時打を放ち、3戦連続マルチ安打で同1位の打率を3割1分8厘に上昇させた。76打点は同1位のオズナに6差。3冠王も現実味を帯びる中、8回には四球を選ぶと、2試合連続の二盗成功。21年と並んでキャリアハイの26盗塁目を記録した。ここまでシーズン換算で48発&39盗塁ペース。メジャー史上6人目となる40本塁打、40盗塁の「40―40」など夢は膨らむばかりだ。

 この日のア軍先発、新人右腕のS・アリゲッティ投手とは初対戦。ド軍の“MVPトリオ”はベッツが左手骨折で長期離脱。フリーマンも三男・マックス君の看病のために「家族緊急リスト」入り。少なくともこの日までは欠場する。残る1人の大谷は厳しいマークが予想されるが「チームが勝って、こちら側から『大丈夫だよ』というメッセージ(を送ること)が一番大事」と言い切った。

 ドジャースは投手陣にも離脱者が相次ぎ、27日(同28日)は最大5点リードを逆転され、サヨナラ負けで連敗を喫した。ナ・リーグ西地区首位を独走してきたが、この日の試合前の時点で2位・パドレスとは5・5ゲーム差。「ここが踏ん張り時」と大谷が表現するように、全員の力で乗り切りたい。

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