◆報知新聞社後援 全農杯全日本卓球選手権▽ホープス・カブ・バンビの部 最終日(28日・グリーンアリーナ神戸)
ホープス(小学6年以下)、カブ(小学4年以下)、バンビ(小学2年以下)の3部門で男女の準々決勝、準決勝、決勝が行われ、女子ホープスは2022年に最年少9歳でTリーグデビューを果たした松島美空(みく、5年)=京都・京都カグヤライズ=が貫禄V。小学2年だった21年にバンビで初優勝してから大会4連覇を達成し、改めて世代最強を証明した。
準々決勝では大苦戦。2ゲームを奪われて迎えた第4ゲームで一時、6点差をつけられたが、怒とうの反撃で試合をひっくり返した。試合終了からわずか20分後に行われた準決勝を3―0で制すと、決勝も危なげなくストレート勝ち。「この大会は1年間頑張ってきたことを発揮する試合。3―0で勝つことができてうれしい」と納得の表情で振り返った。
「同世代に勝たないとTリーグにも出られないと思っている」と松島。大人相手に思い切ってプレーできるTリーグと違い、同年代の大会では追われる立場に変わるが、プレッシャーをはねのけて頂点に輝いた。家族からの優勝のごほうびは、iPadと炭酸飲料を飲める権利。「1年に1回の大会で勝てたから(期間は)3日間って言ってくれました」と声を弾ませた。