◆JERAセ・リーグ ヤクルト―広島(28日・神宮)
広島の坂倉将吾捕手が、勝ち越しの5号ソロを放った。同点の6回先頭、代わったばかりの3番手右腕・大西の初球を右翼席に運んだ。6月26日のヤクルト戦(マツダ)以来、57打席ぶりの一発となった。
「初球から積極的にいきました。上手く良い反応で打つことができました」
前半戦は打率2割3厘と不振にあえいだ。監督推薦で出場した球宴第2戦(24日・神宮)では、1967年・第3戦の大杉勝男(東映)以来57年ぶりの満塁本塁打。史上3人目の劇弾をきっかけに完全復活を遂げた。
球宴と同じ神宮でスタートした後半戦初戦(26日)で5月18日以来、今季3度目の猛打賞をマークし、前夜27日も2安打。この日は1点リードの3回2死一、三塁の打席でも右前に2点適時打。勝ち越しソロを放った時点で後半戦3戦11打数7安打となった。