◆イースタン・リーグ ＤｅＮＡ４ｘ―３巨人（２８日・平塚）
巨人の高橋礼投手（２８）が２８日、イースタン・ＤｅＮＡ戦（小田原）に先発し、６回５安打２失点（自責１）と好投した。相手スタメンに課題とする左打者が８人並ぶ中、対左打者の安打は３本に抑え「全体的にストライク率も高かったと思う。イニングの先頭をもう少し頑張ったら、もっと楽に（投球を）進められるんじゃないかな」と振り返った。
左打者に対し大胆に攻めた。際どいコースを攻めながらも粘られ、自身の投球が苦しくなった反省から「自分が左打者を抑えるためには、ストライクに直球、カーブ、スライダーをどんどん投げ込んでいった上で結果が分かる」と意識を改めた。最速１３６キロの直球に９０キロ前後のカーブ、１１０キロ前後のスライダーを交えた緩急がさえ、「大胆に直球も真ん中近辺に、スライダーも真ん中から（左打者の）内にという意識がうまくいった」とうなずいた。
桑田２軍監督は「カーブが決まると投球が楽になるし、直球が生きてくる。緩急で打ち取ることを覚えていくとさらに良くなっていく」と評価した。５月末に２軍降格してから２か月。再昇格へと自信を深めるサブマリンは「もっと強い直球を投げていくことが課題。しっかりと準備をしていきたい」と表情を引き締めた。（小島 和之）