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ペドロ・タドゥラン、重岡銀次朗を9回TKOで破りIBF王座返り咲き 滋賀県でボクシング世界戦初開催 

スポーツ報知 2024年7月28日 20時53分

◆プロボクシング ▽IBF世界ミニマム級(47・6キロ以下)タイトルマッチ12回戦 同級1位・ペドロ・タドゥラン(TKO9回2分50秒)王者・重岡銀次朗(28日、滋賀ダイハツアリーナ)

 IBF世界ミニマム級1位で元同級王者のペドロ・タドゥラン(フィリピン)が、同級王者の重岡銀次朗(ワタナベ)を9回TKOで破り、王座に返り咲いた。

 滋賀県初開催のボクシング世界戦を制し、タドゥランは「厳しい練習をしてきた。チャンピオンになれてよかった。すごくうれしい」と喜んだ。

 「ラウンド1から12まで戦うスタミナは準備していた」と挑戦者は1回から果敢にパンチを繰り出した。3回以降は鼻血を流す重岡に容赦なく打ち込み、5回には右まぶたから出血させるなど、有効なパンチを打ち続けた。「ボディーとフックが嫌だった」と4回には少しふらつく場面もあったが、「相手の目はちょっと腫れてて、嫌がってるようにしていたから、狙っていた。ボディーも作戦。いっぱい練習したから」と努力が実り、一度もKO負けがない新王者は笑顔を見せた。

 通算成績はプロ初黒星を喫した24歳の重岡が11勝(9KO)1敗1無効試合、27歳のタドゥランが17勝(13KO)4敗1分けとなった。

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