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【パリ五輪】浅いプールが影響?東京金スイマー予選落ち 初日は世界新ゼロ 瀬戸も「海外勢、浅いプールが苦手なのか…」

スポーツ報知 2024年7月28日 20時58分

◆パリ五輪 第3日 ▽競泳(28日、ラデファンス・アリーナ)

 男子400メートル個人メドレー予選が行われ、3大会連続出場の瀬戸大也(CHARIS)が4分10秒92の全体3位で決勝に進出。余裕を持って予選通過し「緊張と硬さはあったけど、しっかり3番で駒を進められた」と納得の表情を浮かべた。

 最初のバタフライから快調に飛ばし、前半を1分58秒45の好タイムでターン。平泳ぎでは、隣を泳ぐ地元の世界記録保持者、レオン・マルシャンに呼吸のたびに大声援がおくられたが、冷静に最後のクロールも温存しながらタッチ。優勝候補だった東京五輪では、まさかの予選落ちに終わったが関門を突破し「積極的にいきつつ、最後スパートをかけたい」と、午後の決勝を見据えた。

 この種目の予選通過タイムは、4分11秒52。21年東京五輪の4分10秒20より1秒以上遅い。東京は午後に予選が行われたが、今大会は午前が予選で午後が決勝の日程。体の動きにくさに加え、瀬戸は国際大会に多い3・0Mより浅い2・2メートルの今回のプールに言及し「海外勢、浅いプールが苦手なのか、スプリント系がスピードが出ていない」と見解を述べた。

 東京五輪金メダルのカリシュ(米国)は、この種目予選落ちに終わりぼうぜん自失。初日(27日)は世界新記録がゼロということもあり、まだ2日目ながらプールの影響も懸念されるが世界水連は「パフォーマンスに差はない」と断言している。もっとも瀬戸はプールとの好相性を口にし「自分も調子がいい」。3位だったリオ五輪以来のメダル獲得、更に自己ベスト更新へ「死ぬ気で、一生懸命泳ぎたい」と腕をまくった。

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