◆JERAセ・リーグ ヤクルト5X―4広島(28日・神宮)
広島は、痛恨の逆転サヨナラ負けで首位・巨人まで3ゲーム差に広がった。1点リードの9回、栗林が1死二、三塁から長岡に初球フォークを左中間に運ばれた。一塁が空いていたが、次打者は4安打の赤羽だった。長岡勝負を選んだが、痛打された。リーグ2位・27セーブの守護神は、今季初のセーブ失敗で4敗目。後半戦最初のカードで最下位ヤクルトに連敗で負け越し、3、4月以来の月間負け越しも決まった。
新井貴浩監督の試合後の主な一問一答は以下。
―最後は栗林投手で
「これはもうしょうがない。しっかり切り替えて明後日から」
―先発・九里投手は2被弾で一時同点に追い付かれた。勝ち越した直後の6回無死一塁の場面から早めの継投に入った
「亜蓮の状態を見て。相手(ヤクルト打線)がちょっと合っていたように感じたから。途中から(早めの継投を)決めていました」
―攻撃では初回に連打とエンドランでつくった無死一三塁から3番抜てきの中村貴選手がタイムリー
「いいタイムリーだったと思うし、いいものを見せてくれたと思います」
―同点に追い付かれた後は坂倉選手が勝ち越しソロ
「今日もサク(坂倉)、ナイスバッティングだったし、いいホームランだった。追いつかれても少しずつ反発力が出てきているのかなと見える」
―後半戦最初の3連戦は2試合で打線が引っ張る試合となった。後半戦こういった展開を求めて
「もちろん、もちろん。野手陣も、その辺りは分かっていると思う。前半戦はピッチャーが頑張ってくれて、守備もしっかり。後半戦は暑くなってくる。ピッチャーがしんどくなってくるので、何とか1点でも多く点を取ってあげたいと、より強く思っていると思う。今日はしょうがない。切り替えて明後日に備えたい」