◆JERAセ・リーグ 阪神4×―3中日=延長11回=(28日・甲子園)
阪神が今季6度目のサヨナラ勝ちで今季3度目の4連勝&同一カード3連勝を飾った。3―3で迎えた11回1死二塁で森下が左前へ決勝打。近本の左前打、中野の投前犠打とつながり、中日の守護神・マルティネスを攻略した。9回に岩崎がセーブ失敗。2点リードを守れなかったが、競り勝った。
以下は試合後の岡田彰布監督の一問一答。
(テレビ中継のインタビューで)
―森下が決めた
「いいとこで回ってくるんでね。きょうは何回もチャンス潰してたので、もうそろそろピッチャーがいなくなるところだった。本当ね、ちょうどよかったですね」
―森下の調子は
「調子というか、ヒットが出てるからよくなってることは確かでしょうね」
―9回で勝ちきりたかった
「それは理想ですけどね。まあ、きょうはチャンスを潰しすぎたので。3点で終わってるから、ああいう展開になったかもわからないですね」
―同一カード3連勝。試合の内容は
「バントとかね、(5回無死一、二塁の中野の併殺打は)ちょうどピッチャーがセカンドランナーだったのでね、あそこ難しかったですけど。ランナーがヒットというか、塁をにぎわすようにはなってきたので、徐々に形ができてきたので。今日はあと1本が出なかったけど、その辺はこれからね。修正していくようにしないといけない」
―1、2番が出て中軸がかえす形ができている
「いやいや、まあそれは打順なんでね。そういう打順になってると思いますからね。みんなの役割、塁に出るという役割、返す役割。それができてるんじゃないんですかね」
―勢いが出てきた
「まあ、勢いというかね。みんなそら、後半が勝負というのは分かってるから。でも前半の最終戦で、いい形で点を取ったので。それは継続してね、この3連戦はできてるんじゃないかなと思いますね」
―30日から巨人戦。甲子園100周年の記念試合で迎え撃つ
「まあ、ちょうどいいんじゃないですか。これで甲子園もちょっと離れますからね。最後継続していいゲームすればね、お客さんにも喜んでもらえると思います」
(囲み取材で時計を見て)
「10時半や、9時前に終わる予定やったのに」
―岩崎は同点で止めた
「いやいや、もう球数が40超えたけど、明日ちょうど試合ないからな。もう追い越されたら代えてたけどな。追い越されるまでは、もう岩崎に任すしかないから」
―明日試合がないという巡りもよくなった
「そうやなあ。きょうはなあ、石井1枚休めたと思ったけどな」
―岩崎は今年一番悪かった
「まあなあ、どやろなあ。最初にポンポンとヒットヒットなったからなあ。まあ、1年間通じたら何回かそういうのあるけどな、うん。でもあっこまで、同点まででしのいだのがな。それが大きいよ」
―延長戦で登板した石井、岡留もいい働き
「本当なあ、石井もう、当然計算に入ってたけど。岡留がな、あそこでちょうど3者凡退でな、ほんときっちり抑えてくれたから。次は1番からやったからな、11回は。向こうも、この打順はマルティネスくるよな、いつもやったら12回しかけえへんけどね」
―マルティネスに今季初めて土つけた
「いやいや、まあ、『同点だから』と言うとったんよ。同点やったらモチベーション上がれへんねん、あれな。去年もそうやったやんか。だいたいそうやんか、2回も負けてるんやから、今年も他のチームに2回負けてるんやで」
―あの回にも勝機があると思ったか
「そら、あるある。中日が追い越してたら全然違うよ、同点で投げてくるのとは全然違うけどな。そんなん分かってたから。同点で、こっちのええ打順で来てくれたから。向こうもええ打順やからマルティネスいったわけやんか。こっちも、ここで点取れんと(中日に)12回チャンスあるということやから」
―森下はああいうところで打てるのが魅力
「いや、いいとこって、ちゃんと打てるようになってるから打てるんやんか。それだけのことやんか。で、打てるようになったらちゃんといいところで回ってくるようになるよ」
―森下に怖さが戻れば、四球で繋がるケースも生まれる
「うん。流れ的にはものすごいいいよな、今は」
―今度こそ歯車がかみあってきたか
「知らん。それはまだまだ、やっと8月に向かうところやのに。そんな歯車かみ合うのは長く続けへんからな、はっきり言って。あんま早よ合うてしまってもアカンで、まだ7月やから」