◆パリ五輪サッカー女子 ▽1次リーグ第2戦 日本―ブラジル(28日、パルク・デ・プランス競技場)
サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」がブラジル代表と対戦し、0―0で前半を折り返した。
逆転負けした初戦・スペイン戦(1●2)から先発3人を変更。3バック布陣でDF高橋はなが右センターバック、守屋都弥(INAC神戸)が左ウィングバック、20歳FW浜野まいかが左シャドーでそれぞれ今大会初先発した。
前半の最大のチャンスは19分に巡ってきた。GK山下杏也加が右サイドの前線へロングキック。走り込んだFW宮沢ひなたが右クロスを送り、FW田中美南が右足でシュートを狙うも左へ外れた。
同27分に浜野がカットインから右足シュートを放ったが、大きく枠を外れた。さらに、38分に守屋の左クロスからMF長谷川唯が合わせたシュートは相手GKに阻まれた。
前半アディショナルタイム1分、守屋のシュートが相手DFの右手に当たり、PKを獲得。だが、田中が右へ狙ったキックは相手GKに読まれ、ストップされた。
序盤からブラジルに70%近くボールを保持される展開。自身6度目の五輪出場となった「女王」こと38歳FWマルタを中心に迫力ある攻撃を受けたが、山下を中心に無失点で前半を終えた。