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大谷翔平、第3打席は初球打ちも右飛 3打席連続凡退で打率・315 2戦連発の33号なるか

スポーツ報知 2024年7月29日 4時26分

◆米大リーグ アストロズ―ドジャース(28日、米テキサス州ヒューストン=ミニッツメイドパーク)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が28日(日本時間29日)、敵地・アストロズ戦に「1番・DH」で先発出場。0―0の5回に7番・アウトマンの4号ソロで先制し、なおも2死一塁で迎えた第3打席は、初球の79・1マイル(約127・3キロ)カーブを打って右飛だった。3試合連続マルチ安打中と好調だが、この日は3打席目まで凡退し、リーグトップの打率は現時点で3割1分5厘となった。

 ア軍先発は初対戦の新人右腕、S・アリゲッティ投手。初回先頭の第1打席は6球目の88・7マイル(約142・7キロ)カットボールで中飛。3回1死の第2打席は外角ボール球の95・7マイル(約154キロ)直球に手が出て空振り三振に倒れていた。

 前日27日(同28日)の同戦では4月に今季メジャー初の無安打無得点を達成したR・ブランコ投手から衝撃の一発。3回先頭で92マイル(約148キロ)直球を完璧に捉えると、白球が右翼2階席最上段に消えた。打球速度118・7マイル(約191キロ)は今年4月23日(同24日)の敵地・ナショナルズ戦で放った6号ソロに並び、本塁打では自己最速タイ。飛距離443フィート(約135メートル)、打球角度29度。リーグ2位のオズナ(ブレーブス)に再び2本差をつける32号超速ソロに「感覚は今までの中でトップじゃないかなというぐらい、全部が良かったと思います」と納得の表情を浮かべた。

 6回には左前適時打を放ち、3戦連続マルチ安打で同1位の打率を3割1分8厘に上昇させた。76打点は同1位のオズナに試合前の時点で6差。8回には四球を選び、21年と並んで自己最多の26盗塁目を記録するなど、最大5点差逆転負けのチームの中で孤軍奮闘の大暴れだった。

 ド軍が誇る“MVPトリオ”はベッツが左手骨折で長期離脱。フリーマンも三男・マックス君の看病のために「家族緊急リスト」入りし、少なくともこの日までは欠場する。残された大谷には、より厳しいマークが予想されるが「チームが勝って、こちら側から『大丈夫だよ』というメッセージ(を送ること)が一番大事」と言った。この日は2番にT・ヘルナンデス、3番・ラックス、4番・ヘイワードの布陣。「ここが踏ん張り時」という苦しい状況で、この男にかかる期待はいつも以上に大きい。

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