鈴木誠也外野手(29)、今永昇太投手(30)が所属するカブスがレイズからトレードでイサク・パレデス内野手(25)を獲得する見込みだと28日(日本時間29日)、複数の米メディアが報じた。その後、球団が発表した。
第一報を入れた米スポーツ専門局「ESPN」の敏腕、ジェフ・パッサン記者によると、レイズにはクリストファー・モレル内野手(25)と2人の若手有望選手が移籍する。パレデスは今季、100試合で打率2割4分7厘、16本塁打、55打点。オールスターにも初選出された。昨季は31本塁打、98打点をマークした右の大砲だ。
一方のモレルは昨季26本塁打、70打点も、今季は打率1割9分9厘と不振だった。この日の敵地・ロイヤルズ戦に「5番・DH」で先発出場していたが、試合中にトレードが通告されたとみられる。4回に代打が送られて交代した。
この日までナ・リーグ中地区で最下位に沈んでいるカブスは、ホイヤー球団社長が22日(同23日)に「今永は素晴らしい活躍で、(彼の補強は)成功だったけど、攻撃力は5月、6月と不振に陥って期待通りではなかった。まだ(ポストシーズン進出の)可能性はあるけど、24年の残りシーズンのためにレンタル的な補強をするより、25年以降を見越した補強を行う方が理にかなっている」と事実上の“白旗宣言”をしたことで衝撃を与えていたが、現状打開のために今月末のトレード期限直前に動きを見せた模様だ。