柔道男子60キロ級で五輪3連覇の野村忠宏さんが29日、日本テレビ系情報番組「DayDay.」(月~金曜・午前9時)に生出演。五輪連覇の難しさを語った。
番組ではきょうだい連覇を狙った柔道男子66キロ級で阿部一二三=パーク24=と妹で柔道女子52キロ級の阿部詩(パーク24)の戦いを特集。詩は2回戦で第1シードのケルディヨロワ(ウズベキスタン)に谷落としで一本負けして敗退。兄の一二三が妹の思いも背負い、2連覇を果たしたことを報じた。
これにMCの武田真一アナが「やはり連覇のプレッシャーはあったのですか?」と質問。野村さんは「もちろんプレッシャーはありますし、世界中のライバルから研究され、自分も減量が苦しかったりとか、いろいろな変化がある。そして常に結果しか求められない」と3連覇までの裏側を語った。
そして「早く引退したい、早く引退したいと思いながら…。試合の度に『いつまでこんなに苦しい思いするんだ』と思っていた」と告白。それでも「やっぱり世界一になった時の感動と喜びというところで『もう一回』となってくる」と明かしていた。