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宮城仙北ボーイズ、東北大会優勝! エース菅原が最速140キロマーク 全国大会へ弾み

スポーツ報知 2024年7月30日 6時30分

◆第22回日本少年野球東北大会 ▽準決勝 宮城仙北ボーイズ(東北中央)12―0白河ボーイズ(東北南)=4回コールド= ▽決勝 宮城仙北ボーイズ3―2郡山ボーイズ(東北南)(7月21日・仙台市民球場)

 16チームが参加した支部交流大会・第22回東北大会が20、21日に仙台市民球場などで行われた。4強には東北勢が3チーム進出。準決勝では夏の全国大会・第55回選手権大会(8月2~7日・大阪シティ信用金庫スタジアムほか)に出場する宮城仙北ボーイズ(東北中央)と白河ボーイズ(東北南)が激突。勝利した宮城仙北が初優勝を飾った。準優勝は郡山ボーイズ。

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 夏の全国大会に弾みがつく優勝だ。初日は雨天中断もあり、球場移動のナイター開催。猛暑での2日4試合に宮城仙北・田中伸次監督(67)は「最後は(自分の)集中力が切れていた。選手はよくやったよ」。勝ち切ったナインをたたえた。

 エース・菅原が調子を上げてきた。準決勝の白河戦では3回を完全投球。自己最速を更新するMAX140キロをたたき出した。「中学に入学してからの目標だったのでうれしい」と菅原。体に負担がかかり封印していた2段モーションを解禁。走り込みの成果もあり「ボールがたれなくて伸びている感じ」と手応えだ。

 初戦の高崎戦は延長8回を制した。準々決勝の浦和戦は3点を追う7回1死満塁から西田が左越えに起死回生の適時三塁打で同点に追いつき、最後にはサヨナラ勝ちした。準決勝では菅原、三浦の完全リレー。劇的勝利でたどり着いた決勝にもドラマがあった。

 同点の7回、西田がバント安打で出塁し二盗、星の投ゴロで三進。安田の2球目にスクイズを仕掛けるもウエストされ空振り。だが、捕手が“お手玉”する間に西田が生還して決勝点。西田は「外されて戻ろうと思ったけれど、捕手を見て行けると思った」と笑顔。指揮官は「スクイズはバレバレやったけれど…。あの子は走塁が一番うまい」。大きな自信を胸に、大阪夏の陣に挑む。

 【宮城仙北ボーイズ・登録メンバー】※は主将

 ▽3年生 ※高橋一球、山田悠月、菅原駿、鈴木大登、宮野大河、西田悠隼、星遥希、山下怜歩、千葉晴翔、安田篤人、吉野諒、遊佐心翔、早川空臣、神野煌世、久保田悠正、山崎旬也、鈴木蒼翔、佐々木翼、阿部凌久士、平大地、門脇尚希、三浦貫、佐藤健、佐藤芹成、阿部琉生

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