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【高校野球】帝京13年ぶりの夏切符ならず 痛恨4失策に金田監督「勝たせてやれなかった」

スポーツ報知 2024年7月29日 19時5分

◆第106回全国高校野球選手権 東東京大会 ▽決勝 関東第一8-5帝京(29日・神宮)

 今大会第1シードの帝京が1試合4失策と守備が乱れてセンバツ出場の関東第一に敗れ、13年ぶりの甲子園出場はならなかった。

 先発右腕の小野寛人(3年)が3回までに3失点も、3回2死一、二塁の好機で4番・丹羽心吾捕手(3年)の中前適時打と、5番・富浜琉心一塁手(3年)の3ランで逆転に一時は成功した。

 だが、5回には2失策に5長短打、捕逸なども絡んで一挙4失点。6回には9番・安部育規左翼手(3年)の犠飛で1点を返すも、反撃はそこまでだった。

 試合が終わると、主将の西崎桔平遊撃手(3年)らナインはベンチ前で号泣。閉会式でも涙は止まらなかった。守備の要でもある西崎は2失策、打っても無安打に終わり「自分のせいで負けてしまった。(守備のミスを打撃で)取り返すチャンスはあったけど、取り返せなかった」と悔しさをにじませた。6月中旬の練習試合で右手首の尺骨を骨折し、4回戦から出場。この日も痛み止めとテーピングで処置して試合に臨み「痛みはなかった。(けがを)言い訳にはできない」。

 「勝たせてやれなかったのが心残り」と金田優哉監督(39)。チームを引っ張った西崎には「ナイスキャプテン」と声をかけた

 プロも注目する西崎には、大会中もスカウトが視察に訪れていたが、現時点では大学進学を希望する意向を明かした。次のステージに向け「(今日の)悔しさを生かして練習したい」と話した。

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