阿部監督は臨機応変の柔軟采配で酷暑を乗り切る考えを示した。
７月は１４勝４敗。月間チーム救援防御率はリーグトップの０・７７と、鉄壁のブルペン陣が支える。「ピッチャーがちょっと頑張りどころだけどね。８月中はまだ９人体制でいく」。１軍リリーフ８人で臨むチームもある中、巨人の１軍ブルペンは大勢、ケラー、バルドナード、高梨、船迫、中川、泉、平内、伊藤の９人。体調に注意を払いながら運用を進めていく。
野手では途中加入のモンテスが１軍デビューした２６日からのＤｅＮＡ３連戦（横浜）で計１０打数５安打、打率５割。三塁と遊撃を守った。「テストじゃないけど、そういう意味も込めてサード、ショートで使ったけど無難にこなせる。また幅が広がった」と阿部監督。三塁・坂本については「この前も横浜で（暑さで）ゆでダコみたいになってて、しんどそうだった。体力的な部分を考慮しながらうまく使っていければ。バリエーションは多い方がいい」と三塁の坂本、遊撃の泉口、門脇とモンテス三遊間の併用プランを描いた。
パリ五輪では柔道の阿部一二三、スケートボードの吉沢恋（ここ）が金メダル。ココ・モンテスを補強した阿部巨人もセ・リーグの頂点目指して加速する。