◆パリ五輪 第４日 ▽柔道（２９日、シャンドマルス・アリーナ）
女子５７キロ級準決勝で、長野県出身の出口クリスタ（カナダ）が、サラレオニー・シシケ（フランス）に延長の末、反則勝ち。決勝に駒を進めた。
出口はカナダ人の父と日本人の母を持つ。長野・塩尻市生まれで、３歳から柔道を始めた。松商学園高３年時に全日本ジュニアを制覇。山梨学院大１年時に世界ジュニア２位に入るなどの実績を残したが、１７年１月にカナダ国籍を取得した。延長の激闘の末、シシケに指導３で反則勝ち。決勝では２１歳の許海実（韓国）と対戦する。
韓国人の父と、日本人の母を持つ許海実は早大生とあって、ネットでは「２人とも日本に所縁あるんやな」「異なる国を背負って戦う、日本出身者同士の対戦、楽しみです。」「出口クリスタもフミミも日本生まれの日本在住なら決勝は日本勢対決みたいなもんじゃん！」（いずれも原文まま）などの声が上がった。