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菊池雄星、アストロズにトレード移籍 レジェンド息子含む有望若手3選手の“豪華見返り”が話題に

スポーツ報知 2024年7月30日 11時5分

 ブルージェイズ・菊池雄星投手(33)がトレードでアストロズに移籍することが決まったと29日(日本時間30日)、MLB公式サイトを含めた複数の米メディアが報じた。

 アストロズにとっては待望の先発補強。菊池獲得の“見返り”として、当初はこの日の本拠地・パイレーツ戦で先発予定だった新人のJ・ブロス、同じく新人のJ・ロパフィド、さらにア軍OBで通算422セーブのB・ワグナーを父に持つプロスペクトのW・ワグナーを放出したとみられる。将来有望な3選手を交換要員にしてまで、菊池を求めたということだ。米スポーツ専門局「ESPN」の敏腕記者、ジェフ・パッサン氏は「ビッグ、ビッグリターン」と自身のX(旧ツイッター)で表した。

 雄星は今季開幕から先発ローテを守り、奪三振率は10・12を誇る。だが、ここまで4勝9敗、防御率4・75。最近は8試合白星がなく、自身4連敗中ということもあり「“代償”が大きすぎる」という現地の声があるのも事実。MLB公式サイトは「多少のリスクはある」とした上で、「彼は小さな体格を最大限に生かし、左腕から常に時速97マイル(約156キロ)を出し、才能に恵まれたアスリート。今季は四球を抑えるという点でもさらにいい仕事をしており、菊池の素質を考えると、たとえリスクが伴うとしても申し分ない」としている。

 雄星はブ軍が結んだ3年総額3600万ドル(約42億円=契約発表時のレート)の契約が今季で終了するため、今オフにFAとなる。ア・リーグ西地区で今季はマリナーズと激しい首位争いを繰り広げているアストロズは投手陣に故障者が続出しており、菊池の獲得は念願だった。

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