パリ五輪の体操男子団体決勝は29日、ベルシー・アリーナで行われ。予選2位通過した日本は、259・594点で金メダルを獲得。2016年リオ五輪以来、2大会ぶりに団体で五輪王者に返り咲いた。予選首位通過した最大のライバル・中国との一騎打ちを制し、王座奪還を果たした。
中国とは3・267点差に広がって迎えた最後の鉄棒で、中国がまさかの2度の落下。最後にエースの橋本大輝が14・566点をたたき出して逆転。劇的な展開で2大会ぶりの優勝を果たした。
最終種目の鉄棒では橋本の「スポーツマンシップ」があふれる行動がネットで脚光を浴びた。自身の演技後、中国のエース張博恒の演技が最後に残っていたため、沸き立つ観客に向けて人さし指を口元に当てて静まるよううながす仕草(しぐさ)を見せた。
ネットでは橋本の姿に「自身の完璧なパフォーマンスが終わって沸きまくった会場を次の中国選手の為にすぐに静かにさせる橋本大輝、素敵すぎる」「橋本大輝の『お静かに』ジェスチャー、めちゃよかった」「橋本大輝決めたぁぁあ!!!そしてその後の静かにってアクション 完璧過ぎる」「橋本大輝やることイケメンすぎる」「あー、これがスポーツマンシップ」と感動していた。