パリ五輪の体操男子団体決勝は29日、ベルシー・アリーナで行われ。予選2位通過した日本は、259・594点で金メダルを獲得。2016年リオ五輪以来、2大会ぶりに団体で五輪王者に返り咲いた。予選首位通過した最大のライバル・中国との一騎打ちを制し、王座奪還を果たした。
中国は1番手の肖若騰が着地で大きく体勢を崩すミスで13・433点。2番手の蘇煒徳が2度の落下で11・600点の大失敗。最後に登場したエース張博恒は14・733点でまとめたが、日本を逆転するまでには至らなかった。
21年東京五輪個人総合銀の劉洋は「僕たちはチームであって、どんなミスや悪い演技も一緒に受け止めている」とかばったが、ネットでは鉄棒で致命的なミスを犯した蘇を心配する声が相次いだ。「蘇煒徳のメンタルが心配」「オリンピックに魔物はいた」「中国の蘇煒徳選手はどうか強く生きて欲しい」「さすがに可哀想」との声や「補欠から急遽(きょ)代表入りした人じゃなかったっけ?」「代打で出た選手だったんだね」「補欠で練習なしだったそうな…種目別では悔いなく頑張ってほしい」「補欠から急遽出場だったのか…めちゃくちゃプレッシャーだったよね」と状況を気遣う声も上がっていた。