◆米大リーグ レッドソックス14―7マリナーズ(29日、米マサチューセッツ州ボストン=フェンウェイパーク)
レッドソックスの吉田正尚外野手が「3番・DH」で先発、2―0で迎えた3回2死一塁の第2打席で、右中間へ後半戦初アーチとなる5号2ラン本塁打。二死二、三塁で迎えた4回の第3打席に右前2点適時打を放つなど、5打数3安打4打点の活躍。試合後のレッドソックスのコーラ監督は、試合前から吉田復活の予兆があったことを明かした。
―吉田の本塁打
「マサがビッグ・スイングをみせた。彼は今、非常にバットが振れている。あのスイングをみると、日本で長年実績を積んで、こっちでも去年前半戦調子が良かったあの姿が、継続しているというのを感じた」
―あの回一挙7点の猛攻となった。
「先週末は、ずっと厳しい接戦が続いて1球ごとに緊張感がすごかったので、きょうみたいな大量得点で、ちょっと一息付けた。それが正直なところ」
―今のマサはどう。
「別人だ。彼は今常にハードな当たりを重ねているし、一方で、変化球を上手く運んだ当たりも素晴らしいスイングだった。彼のフリー打撃をみていると分かる。打球速度が速くなっているし、今日なんか、常に100マイル越えの当たりを続けていたし、飛距離もアップしている。どういうこと(取り組み)をやっているのか、分からないけど、何にしろ、結果が出ている。第一に彼は健康体だ。それが最も大事なこと。時々、もっと彼を起用したいという気持ちにさせられる。と、同時に(休みを与えて)大事に使うことも必要。うまく左打者を選択して使いまわすことが大事だと思う」