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遠藤獲得に23億8000万円 マルセイユの提示にリバプールは拒否

スポーツ報知 2024年7月30日 13時14分

 リーグ・アン(フランス一部リーグ)のマルセイユが日本代表MF遠藤航(31)獲得のために1180万ポンド(約23億8360万円)の移籍金をオファーしたことが明らかになったと、BBCを始め、英メディアが一斉に報じた。リバプール側はこのマルセイユのオファーを拒絶したという。

 遠藤は昨夏、リバプールがエクアドル代表MFモイセス・カイセドとベルギー代表MFロメオ・ラビアの獲得に失敗したことで、クロップ監督が急きょ白羽の矢を立てた形で獲得。英国では無名だった日本代表主将だが、最終的に43試合の公式戦に出場。プレミアリーグ戦も20試合で先発起用され、クロップ監督の期待に応える活躍を見せていた。

 プレミアリーグのトップチームでレギュラーを勝ち取った遠藤に注目したのが、今夏ブライトンを退団し、マルセイユ監督に就任したイタリア人闘将ロベルト・デ・ゼルビ監督。しかし昨夏にリバプールが遠藤獲得で費やした16万2000ポンド(約32億7240万円)より日本円にして約8億8880万円低い第1回目の獲得オファーは拒絶された。

 現時点でスロット新監督が就任したリバプールは、全く補強を行っておらず、遠藤を放出する下地はない。その一方で、31歳日本人MFにはマルセイユの他にもドイツから獲得の興味を示すクラブも出てきているという。またサポーター間では20代の将来性が高い守備型のMF獲得を望む声もあり、今回のマルセイユの獲得オファーを皮切りにして、日本代表主将の去就がにわかに注目される状況となっている。(英通信員=森 昌利)

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