◆パリ五輪 第4日 ▽スケートボード男子ストリート決勝(29日、コンコルド広場)
2021年東京五輪覇者の堀米雄斗(三井住友DSアセットマネジメント)がベストトリックの最終5本目で大逆転して金メダルに輝き、大会2連覇を達成した。
暫定7位で、転倒すればメダルも無しとなる重圧の最終5本目。堀米はイヤホンをつけていたが「音楽とかもかけないで、できる限り自分と集中できるようにしていた」と明かした。大盛り上がりのコンコルド広場で、堀米だけは無音。極限の集中力で大一番に臨んでいた。
「今までやってきたこと、練習してきたこと。自分だけじゃないから、滑っているのは。サポートしてくれるみんな、家族、友達、ファン。みんなの応援が最後に乗れた鍵になったと思っています」とすがすがしい表情だった。(パリ=手島莉子)