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東京五輪銀メダルで世界王者の本多灯が、まさかの予選敗退「虚無感という感じですね…」男子200Mバタ…パリ五輪

スポーツ報知 2024年7月30日 18時16分

◆パリ五輪 第5日 ▽競泳(30日、ラデファンス・アリーナ)

 男子200メートルバタフライ予選で、21年東京五輪銀メダルで、今年の世界選手権王者の本多灯(イトマン東進)が16人による準決勝進出を逃した。金メダル獲得を目指した本命種目で、まさかの予選落ちとなった

 150メートル時点で7位に落ちると、追い上げかなわず1分57秒30で、2組最下位となった。全体で22番目のタイムだった。泳ぎ終えた本多は「どう言えばいいんでしょうね。このタイムだと悔しいということもないですし。虚無感って感じですね。言い訳になりますけど、緊張して、ここまで体がすくむと思わなくて、自分でもどう回答したらいいのか分からない状況です」とぼう然とした様子で話した。

 本多のベストは1分52秒70で、自己記録から5秒近く遅いタイム。日本男子で初優勝した2月の世界選手権ドーハの直前に左足首を捻挫し、五輪まで思うような調整を重ねられなかった。

 本多は「絶好調ではないけど、日に日に積み上げられてると感じる。イケイケどんどんという感じで、普段からいきたい」と意気込みを語っていたが、及ばなかった。

 五輪初出場の寺門弦輝(セントラルスポーツ)は、1分55秒82の全体13位で、日本時間31日未明の準決勝に進出した。

 ◆本多灯

 「いや、もうタイム見る前から、なんでだろうっていうか、なんか頑張れないっていうか、 もうなんか終わっちゃったっていうか。そう思って。本当に何もこう感じなかったというか。ちょっと 言いづらい。言いづらいんじゃないですね。言えないかなっていうのが今の率直な感想です。

 最後のタイム見た時にも、これが結果かと 感じました。まずは自分のレースをしようってずっと思ってたんですけど、泳いでて、 なぜか周りが見えてたんですけど、視覚的には。でも、自分の中にこう感じるところがなく、 ただひたすら200メートルを泳いだ感じでした」

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