総合馬術団体で銅メダルを獲得した大岩義明(nittoh)、戸本一真(日本中央競馬会)、北島隆三、田中利幸(ともに乗馬クラブクレイン)が一夜明けた30日、パリ市内で行われた会見に出席。戸本は「かなり長い時間同じチームで戦ってきて、とにかく団体でメダルという気持ちで活動してきました。でもいざ取ってみると、昨日見た表彰台からの眺めが本当に今自分たちに起こっていることだと信じられないくらい、奇跡に近いと感じています」と気持ちを込めた。
馬術の日本勢では1932年ロサンゼルス五輪の障害飛越個人で優勝した「バロン西」こと西竹一以来、92年ぶりに表彰台に立った。国内では昭和生まれの“初老ジャパン”の愛称でも話題になっている。大岩は「大変光栄に思っています。初老ジャパンの中で、私は長老です。我々マイナースポーツですから認知は大事。そうやってネーミングして頂いて話題になれたのは良いこと。引き続き、是非よろしくお願いいたします」とはにかんだ。年齢は大岩が48歳、戸本が41歳、北島38歳、田中39歳。