◆パリ五輪 第5日 ▽柔道(30日、シャンドマルス・アリーナ)
男子81キロ級準々決勝で、21年東京五輪金メダリストの永瀬貴規(旭化成)は同五輪銅メダリストで、世界ランク1位の難敵マティアス・カス(ベルギー)を破り、準決勝に駒を進めた。本戦では決着がつかず延長へ。6分49秒に大外刈りで技ありを奪い、熱戦を制した。
永瀬2016年リオ五輪銅メダル。東京五輪ではこの階級では2000年シドニー五輪の滝本誠以来、日本人として21年ぶりの金メダルを獲得した。81キロ級では、過去に五輪連覇を達成した選手はいない。
◆永瀬 貴規(ながせ・たかのり)1993年10月14日、長崎市生まれ。30歳。旭化成所属。小学1年から柔道を始め、筑波大で13年ユニバーシアード優勝。グランドスラムは13年東京で初優勝し24年アンタルヤまで計7度制覇。世界選手権は15年優勝、22、23年銅。五輪は16年リオ銅、21年東京金。趣味はテレビ観賞で、好きなタレントは「くりぃむしちゅー」。右組み。182センチ。