◆パ・リーグ 日本ハム―オリックス(30日・エスコンフィールド)
日本ハムのアリエル・マルティネス捕手が、代打2ランで試合をひっくり返した。
1点を追う7回、1死一塁で代打に起用されると、代わったオリックスの3番手・古田島の初球、147キロの真っすぐを右翼ブルペンにたたき込んだ。
逆転の10号2ランに、マルティネスは「打てるのは分かっていました。今日の午前中は床屋に行きましたが、床屋に行く日はいつも打っているので。床屋パワー」とコメントした。
そこまではファウルと思われた打球がリプレー検証でも本塁打と判定され、捕逸で勝ち越しを許すなど嫌な流れだったが、雰囲気を一変させる一打。先発で好投していた金村はベンチ前で跳びはねて喜びを爆発させ、出迎えた新庄監督は両手を合わせ拝むように感謝を表した。