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高市未来「五輪は強敵だったなって。でも挑めて良かった」3度目の挑戦もメダルならず…パリ五輪

スポーツ報知 2024年7月30日 21時52分

◆パリ五輪 第5日 ▽柔道(30日、シャンドマルス・アリーナ)

 女子63キロ級で高市未来(コマツ)が2回戦でカタリナ・クリシュト(クロアチア)に延長の末、優勢負けを喫した。五輪は3大会連続出場。16年リオは3位決定戦で敗れて5位。21年東京五輪は2回戦で敗退。“3度目の正直”で悲願のメダルを目指したが、届かなかった。

 高市の競技後の一問一答は以下の通り。

 ―今の心境は?

 「もっと試合がやりたかったっていうのと、何やってんだよっていう気持ちと、でももうこれ以上頑張れないっていう気持ちが混じり合ってます」

 ―悔いは?

 「多分、後々残るとは思うんですけど、私なりに全力でここまでやってきたので。現時点で悔いがあるかって言ったらあるんですけど、ないに近いかなと思います」

 ―畳に上がって五輪を感じた瞬間は?

 「目の前に本当に大応援団がいて、もう負けれないなっていう気持ちでいたので。私1人だけのオリンピックではなかったなっていうのは。たくさんの人がいて、私はオリンピックに挑めてたんだっていうふうに改めて感じました」

 ―高市選手にとって五輪とは?

「わかんないですね、もう本当、強敵だったなって。立ち向かっても、なかなか倒せなくて。でも本当に挑めてよかったなというふうに思います」

 ―柔道に対しての思いは?

 「負けてしまいましたけど、私は柔道が大好きですし、柔道がなければこれからも生きていけないのかなって思います。柔道には感謝していますし、これからも感謝し続けたいなというふうに思います」

 ―五輪でメダルを取る難しさは?

 「なかなか手に入らないって。本当にそのメダルが欲しくて、毎日過ごしていたんですけど。また手に入らなかったなっていうのがあるんですけど、もうしょうがないなと思います」

 ―これからの人生については?

 「胸張って生きていきたいなと思います。本当に何してんだよとは思いますけど、自分自身のことを駄目だとも思わないですし、これからも胸張って、しっかり生きていきたいなというふうに思います」

 ◆高市 未来(たかいち・みく)1994年4月7日、東京都生まれ。30歳。旧姓・田代。小2で柔道を始め、神奈川・相原中では全中63キロ級で2連覇。淑徳高1年時にユース五輪、世界ジュニアで優勝。2013年にコマツ入社。世界選手権は初出場の14年、翌15年に銅メダル、18、19年に銀。グランドスラムは17年東京の初優勝から7回優勝。23年アジア大会優勝。五輪は16年リオ大会5位、21年東京大会2回戦敗退。22年11月に男子66キロ級世界選手権代表の高市賢悟と結婚、登録名も高市に変更した。左組み。得意技は内股、大外刈り。血液型A。

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