◆パリ五輪 第5日 ▽柔道(30日、シャンドマルス・アリーナ)
男子81キロ級準決勝で、21年東京五輪金メダリストの永瀬貴規(旭化成)はアントニオ・エスポジト(イタリア)を破り、決勝に進出した。開始1分15秒、鮮やかな支え釣り込み足で技あり、さらに2分28秒、崩れ上四方固めで合わせ技一本の圧勝だった。連覇まであと1勝。永瀬は16年リオ五輪で銅メダルを獲得しており、まずは3大会連続メダルを確定させた。
柔道で日本男子が3大会連続で五輪メダルを手にするのは、60キロ級で96年~04年大会3連覇を達成した野村忠宏以来。
◆永瀬 貴規(ながせ・たかのり)1993年10月14日、長崎市生まれ。30歳。旭化成所属。小学1年から柔道を始め、筑波大で13年ユニバーシアード優勝。グランドスラムは13年東京で初優勝し24年アンタルヤまで計7度制覇。世界選手権は15年優勝、22、23年銅。五輪は16年リオ銅、21年東京金。趣味はテレビ観賞で、好きなタレントは「くりぃむしちゅー」。右組み。182センチ。