◆JERAセ・リーグ 中日6―0ヤクルト(30日・バンテリンドーム)
中日の高橋宏斗投手が、先発して7回3安打無失点。キャリアハイとなる今季8勝目をマークした。
立ち上がりから制球に苦しみ、4回までに70球を要したが、6回まで1安打と粘投し、ゼロを並べた。7回には2死満塁のピンチを背負ったが、代打・青木を一ゴロに打ち取り、これで33イニング連続無失点。防御率は“隠れ1位”の0・48を誇る。規定投球回まで1イニング届かず、「悔しい。次はもっと少ない球数で8回までいけるように頑張りたい」と力を込めた。
打線は、初回に細川の三ゴロの間に先制。4回には岡林の適時打で2点目を追加すると、5回には細川の適時二塁打などで一挙3得点。11安打6得点と打線がつながった。
投打がかみ合い、チームは今季18度目の完封勝利。連敗を5で止めて、5位に浮上した。立浪監督は「今年は(ヤクルトの先発)ヤフーレを攻略できていなかった。初回から先制できたのは大きかった。(3安打の岡林も)ヒットが出だしている。内容も非常によかった」と収穫に笑顔を見せた。