男子81キロ級で永瀬貴規(旭化成)が2連覇を果たした。準々決勝で世界ランキング1位のマティアス・カス(ベルギー)を破るなど4試合を勝ち上がり、決勝で世界選手権3連覇のタト・グリガラシビリ(ジョージア)に2分48秒、谷落としで一本勝ち。世界の層が厚い81キロ級での五輪連覇は、史上初の快挙となった。
試合後、涙はなく、興奮した様子でインタビューに答えた。一問一答は以下の通り。
―五輪連覇を達成。
「まだ信じ切れてないですけど、ここまでやってきて間違ってなかったかなと思います」
―追われる立場の3年間は。
「ずっと勝てない時期が続いて、本当につらい日々で、なかなか結果が出なかったんですけど、いろんな人に支えられてここまで来られたので、本当にたくさんの人に感謝したい」
―勝った瞬間、頭の中には。
「興奮状態であまり覚えてなかったですけど。あとで映像を見返したい」
―解説の大野将平さんが「永瀬、最強説」を。なぜそこまで強いのか?
「いろんな人に鍛えられて、支えられて、僕の今があると思うので、本当に感謝、感謝です」
―日本からも多くの応援。メッセージを
「たくさんの応援ありがとうございました。無事連覇ができて、皆さんにいい報告ができて良かったです。これからも柔道競技を続けるので、応援よろしくお願いします」