◆パリ五輪 競泳第５日 男子２００メートル平泳ぎ準決勝（３０日、ラデファンス・アリーナ）
男子２００メートル平泳ぎ準決勝が行われ、五輪初出場の花車優（イトマン東進）は、２分９秒７２の全体７位。決勝に進んだものの、タイムは納得いかない表情で「２分８秒くらいがターゲットになるかなと思っていたけど、そこはちょっと苦しい泳ぎになった」と振り返った。
隣では地元スターのマルシャンが泳ぎ、前半から積極的にとばす展開。「ちょっと波もくらいつつ」と、後半に思った以上の力を使った様子。「もうちょっと楽に、ついていけたらよかったな」と反省点を口にした。パリ五輪の競泳は現地時間の午後８時頃から始まり、この日男子２００平は同１０時スタートだった。「ちょっとそこは慣れない」と花車。３１日の決勝は更に遅い午後１０時半スタートだけに、対応も求められる。
２２年の世界選手権では銀メダルを獲得したこの種目、自己ベスト２分７秒０１を更新すればメダルが見えてくる。日本の“お家芸”として３大会ぶりのメダル獲得へ「（タイムを）あげられる力がないとは思ってないので。２分６秒はハードルに感じるけど、自分がやってきた事を信じて、最後まで攻めの姿勢を貫きたい」と意気込んだ。