◆パリ五輪 競泳第5日 男子800メートルリレー(30日、ラデファンス・アリーナ)
男子800メートルリレーで2大会ぶりに決勝に進んだ日本(村佐達也―松元克央―真野秀成―柳本幸之介)は、7分7秒48で7位入賞。8位タイ通過の予選からタイムを約1秒上げ、順位も一つアップ。エースの松元は「入賞を目指してチームで目標一つに頑張って、結果的にみんないい泳ぎができて、7位に入った。すごくよかった」と充実感をにじませた。
前回東京五輪から2人が入れ替わり、17歳の村佐達也(中京大中京高)は第一泳者として堂々世界と渡り合った。松元は「この経験をさせるために予選を通過することが目標だった。この経験をへて若い選手にもっと上を目指してほしい」と、日本自由形の第一人者として期待を込めた。リレーメンバーの決勝レース後のコメントは以下の通り。
▽第1泳者・村佐「この舞台でこの泳ぎは、自分にとっていい泳ぎだった。予選でなれた雰囲気のまま、声援を感じて楽しく泳いだ。五輪の決勝という舞台で泳げたのは、これから個人でも出たいと思っているので。1泳で泳いで、個人で泳ぐビジョンもイメージできた」
▽第2泳者・松元「入賞を目指してチームで目標一つに頑張って、結果的にみんないい泳ぎができて、7位に入った。すごくよかった。この経験をさせるために予選を通過することが目標だった。この経験をへて若い選手にもっと上を目指してほしい」
▽第3泳者・真野「個人で選ばれたいという気持ちも強くなったし、カツオ(克央)くんみたいに後輩を引っ張っていける存在になりたいと思った。まずは安定したタイムで安定した泳ぎをしていきたい」
▽第4泳者・柳本「決勝で戦う事を4人で掲げて、それは達成できたけど強豪と戦うには、まだまだだった。東京では1本で終わってしまって、今回決勝で泳げてこの雰囲気を味わえたことで、世界大会にもつながっていくと思う」